膨大なSEO情報。ただし、今知るべきことはたったこれだけ!


膨大なSEO情報。ただし、今知るべきことはたったこれだけ!

さて、最後に最新トレンド。SEOに関して、本当に重要なニュースは年に2〜3件しかない。新しい情報にキャッチアップしていくだけでよいとも。

今知っておくべき情報は、例えば2015年8月からGoogle が実施している「偽通販サイト対策」。アルゴリズムが過剰で、偽通販サイトだけでなく、真面目な小規模な企業まで検索に表示されなくなってしまう不具合が続いていること。また、「2チャンまとめ」など、日本国内だけ適応されているスパムフィルタリングがけっこうあちこちで行われていること。さらにあいまいな検索クエリに対応可能な人口知能を使った「Rank Brain」というアルゴリズムが最近話題になっていることなど。


 検索エンジンは、生活者の検索意図を汲み取るように技術進化してきている。そもそもSEOは、“生活者が知りたいこと“と合致する“企業が伝えたいこと“を良質なコンテンツとして評価しようとしてきたが、ようやく本質的なSEO対策が実現できるようになってきたのだといえるだろう。そんな今だからこそ、「“企業が伝えたいこと”と“生活者が知りたいこと”のギャップを“適切なコンテンツ”で埋める手法」であるコンテンツマーケティングを実践し、良質なコンテンツを生活者に届けることが本質的なSEO対策になりえるといえるのだ。

コンテンツマーケティングを実施すれば、結果的にはSEO対策になりえるといわれるが、やみくもにコンテンツマーケティングを実行しても、SEOへの効果は期待できない。

それぞれの施策ごとにコンテンツ戦略を考え、それに沿って実行してゆくことが重要だ。小手先のテクニックよりも、生活者のための優良なコンテンツ作りがSEO対策に有効な時代になってきたからこそ、SEO対策をする上でも、コンテンツマーケティング戦略がよりいっそう問われるようになってきているといえるだろう